
いきなりですが皆さん、今年最も注目しているブランドはありますか?
昨年はLouis Vuittonを始め、GUCCIやBALENCIAGAなど多くのラグジュアリーブランドがメンズのファッション業界を大きく賑わせましたよね!
そんな中密かに筆者も注目していた〝DIOR〟
2020年に入り爆発的な人気を誇りそうな予感、、、
いや恐らくもう予感ではなく間違いないと言い切れるくらい世間を騒がし始めています。
もともと人気なブランドである〝DIOR〟ですが2019年シーズンからファッション業界に更に様々な衝撃を与えています。
そんな〝DIOR〟がなぜ
今期注目すべきなのか。
そもそもどんなブランドなのか。
この記事を読み終えた時に〝DIOR〟について今より確実に詳しくなれると思います。
目次
1 まず初めに現在の〝DIOR〟に至るまで3分でわかる!歴史の長い〝DIOR〟の遍歴を簡単にご紹介!
筆者がお話したいコンテンツは次の章からとなりますが!!手短にDIORのコンテンツをわかりやすくまとめてみましたのでお読みいただけたら幸いです!
1-1 シンデレラストーリー!クリスチャンディオールから全てが始まった!
DIORはもともとクリスチャンディオールが始めたブランドというのは皆さん、知っていると思います。
しかし実はクリスチャンディオールのブランド誕生秘話はとんでもないシンデレラストーリーということをご存知でしょうか。
当時メゾン系ブランドで働いていたクリスチャンディオールですが、友達のピエールバルマンに先に独立され自身も独立欲がありましたがタイミングが無くくすぶっていました。
そんな中当時、繊維業界の富豪で有名なマルセルブサックがデザイナーを探しているとのことで面接を受けることにしました。
ここでディオールはブサックとの面接で、自分の考えるファッションについて熱く語り、ブサックの心を射止めます。
当時41歳、全く無名で誰も知らなかったクリスチャンディオールはブサックから600万フラン(現在の価格で6億円)を投資されブランドをスタートさせることになります!
やばくないですか!?無名に6億円とは当時のファッション業界の規模凄すぎです。。。
この破格な投資は瞬く間に世間に広がり無名だったクリスチャンディオールは就任前から一躍時の人となりました。
かくして1947年パリにOPENした〝Christian Dior〟は騒ぎになるほど人が押し寄せる結果となり有名ブランドの仲間入りを果たしました。
クリスチャンディオールが前線で活躍したのはわずか10年しかありませんでしたが(53歳で死去)爆発的な勢いで成長したモンスターブランド、クリスチャンディオールはファッション業界の帝王とまで言われる程の存在となりました。
1-2 世のメンズを虜にした2001年にスタートしたエディスリマンの〝Dior homme〟
クリスチャンディオールの後は、様々なデザイナーが就任しましたが間違いなく〝DIOR〟に歴代最高峰の経済効果を与え世の中にもインパクトを与えたのはモード界の帝王エディスリマンが就任した時でしょう。
エディスリマンは低迷していたディオールブランドからメンズラインの〝Dior homme〟を発足させます。
何が世の中にインパクトを与えたのかといえば簡単に言うと今世の中のメンズファッションでは、Tシャツの上に〝テーラードジャケット〟を羽織ったり、〝オールブラック〟で統一させたり、〝スキニーデニムパンツ〟を履いている人って多いですよね?
これらは全てエディスリマンが〝Dior homme〟で作り上げたものといっても過言でもありません!!
当時の流行ファッションはストリートブランド(ルーズスタイル、HIPHOPスタイル)などが主流でしたが〝Dior homme〟の登場で細身のシルエットのファッションはファッション界全体に影響を与え、再度メゾンブランド、ラグジュアリーブランドが注目されることとなりました。
補足 かの有名なカールラガーフェルドはDIORを着たいがためになんと42キロもダイエットしたそうです。
出典:25ans
1-3 その後ミスターディオールオムと称されたクリスヴァンアッシュの時代
出典:HYPEBEAST
エディスリマンも退任後、当時アシスタントをしていたクリスヴァンアッシュが〝Dior homme〟を引き継ぎます。
クリスヴァンアッシュは歴代のデザイナー達の良さや文化を継承しながら独自のスーツスタイルを中心とした〝Dior homme〟を作り出しました。
クリスヴァンアッシュもまたエディスリマン同様にファッション業界の風雲児の一人でその時代を代表する様々なジャンルからアーティストやバンドマンを自身のキャンペーンに起用したことで知られています。
出典:Qetic
ファッションアイコンとして注目を浴びた黒人ラッパー、エイサップロッキーを大胆にモデル起用。
クリスヴァンアッシュはファッション業界ではミスターディオールオムと呼ばれ実に10年以上〝Dior homme〟を牽引しました。
就任中の後半にはファッション業界で大流行したダットシューズなど発表し時代に合った新しい〝Dior homme〟を生み出しました。
1-4 いよいよ本題!現在の〝DIOR〟へ
クリスヴァンアッシュの退任後、2019年シーズンよりキムジョーンズが就任することになります。
今までのクラシカルスタイルはそのままに更にキムジョーンズのポップな要素を取り入れたデザインの数々はファッション業界で〝DIOR〟が再注目されるきっかけとなりました。
詳しい詳細は2章で説明させて頂きます!!
2 今までの〝DIOR〟とは一味違う現在の〝DIOR〟とは
出典:Dior
1章では簡単に〝DIOR〟の遍歴を紹介させて頂きましたが実際に現在の〝DIOR〟は今までとどのくらい違うのかって気になりますよね??
そうです。筆者が皆様に伝えたいことはこの章にあります!!
2019年シーズンよりエディスリマン、クリスヴァンアッシュの後を引き継ぐことになったキムジョーンズ。
今までの〝DIOR〟をどのようなイメージへ変えたのでしょうか?
2-1 ヒットメーカー、キムジョーンズが就任!早速変えた3つの変化
出典:FASHION SNAP
間違えなく〝DIOR〟に変化をもたらしたのはキムジョーンズが就任したことが言えるでしょう。
キムジョーンズといえば2018年シーズンまで〝Louis Vuitton〟でデザイナーをしていたことが記憶に新しいかと思います。
彼の〝Louis Vuitton〟時代の功績と言えば世界に衝撃を与えた〝Supreme〟× 〝Louis Vuitton〟を実現させ、世界からも注目されている国内有名デザイナー藤原ヒロシが仕掛ける〝fragment design〟とコラボレーションなどが挙げられます。
今までメゾンブランドやラグジュアリーブランドがストリートブランドという位置づけのブランドのコラボレーションした事例はなくキムジョーンズという人柄、交友関係から誕生したメゾンブランドデザイナーでは稀な存在なのです。
そんなキムジョーンズ就任後大きな3つ変化がありました。
一つ目は、メンズ、ウィメンズ、フレグランスといったラインを全て一つに統合したこと。
二つ目は、ジュエリーデザイナーにドメスティックブランドのデザイナーを採用したこと。
三つ目は、今までのクラシックなデザインから一転、〝DIOR〟にポップな要素取り入れたこと。
が挙げられます。
それぞれどういった内容なのか紹介させて頂きます。
① メンズ、ウィメンズを合体!19春夏シーズンから新章開幕
キムジョーンズ就任後行われた改革として2019年シーズンからメンズラインであった〝Dior homme〟が無くなることとなりました。
ただ無くなることではなくメンズライン、ウィメンズラインは全て一つのものからというキムジョーンズの思いから〝DIOR〟として一つのブランド名として新たに生まれ変わりました。
筆者個人の主観にはなってしまいますが歴史あるブランド名の変更をするということは色々な意味で考え深いなと思います。
僕ら世代を虜にした〝Dior homme〟は無くなってしまいましたからね。。。
発表当時は悲しくもあり、楽しみでもあり複雑な心境でした(笑)
② DIORジュエリーデザイナーにアンブッシュ〝YOON〟を任命!
出典:VOGUE
幅広い交友関係でも知られるキムジョーンズだったので就任時に誰とタッグを組むのだろう??と思っていましたがさすがにこのニュース発表を聞いた時、テンション上がりました。
何故なら2000年以降に誕生した日本のブランド、アンブッシュのデザイナーの世界デビューですからね。
もともと2012年にキムジョーンズとアンブッシュのコラボ作品の発表もあり、東京発の〝イケてる〟ブランドとして世界から注目をされていたアンブッシュでしたが、デザイナーである〝YOON〟のDIORジュエリーデザイナーへの抜擢は国内ファッションデザイナーにも大きな希望となったのではないでしょうか。
アンブッシュについて簡単に説明しますと東京らしさをジュエリーデザインに落とし込んだものが多く、今までのアクセサリーでは考えられなかった塗装などを施した商品などがあり遊び心をテーマにMEDE IN JAPANに拘っているブランドです。
ちなみに筆者は今なおコレクションが出るたびにチェックを欠かしていないブランドの一つで学生時代、アンブッシュの[POW!]のネックレスを何個も付けていました。
持っていた方も多いのではないでしょうか?2008年当時発売されたPOW!ネックレス
出典:HYPEBEAST
現在DIORでリリースされた日本人アーティストの空山基とのコラボアクセサリー。
まるで近未来の映画に出てきそうなデザインは今までのDIORでは考えられなかったポップなデザインに仕上がっています。
③ クラシックからユーモアに。DIORのイメージを一新させたコレクション
出典:NewsPicks
今まで〝DIOR〟が築き上げてきた黒を基調としたクラシックなテイストから一変、要所要所にビビットなカラーを取り入れたラインナップはセレブやアーティスト達を虜にしました。
コレクションではラグジュアリーブランドの要素にキムジョーンズならではのストリートブランドのテイストをMIXしどこかユーモアを感じることのできるコレクションとなりました。
キムジョーンズはDIOR自体のブランドイメージを一新し、昔からデザインの再起用、メンズとウィメンズの概念の廃止、ストリート要素×ラグジュアリー要素をMIXさせたデザインの3つを織り交ぜ新たなDIORを形にし再び今後のファッション業界では目が離せないブランドへと進化させることに成功しました。
2-2 レディースの定番アイテムがメンズの人気商品へ変化
DIORが一つのブランド名として再スタートをきっかけに過去の名作デザインがリバイバルされました。
レディースもメンズも一つに。というキムジョーンズの思いがすぐに商品化されることになりレディースアイテム、デザインが人気メンズアイテム、デザインとして生まれ変わりをしました。
特に世間を騒がせた2つデザインを紹介したいと思います。
① レディース定番であった〝オブリーク柄〟復活!
出典:Precious.jp
1967年に誕生したオブリーク柄ですがもともとレディース中心に人気を博していました。
その復活理由が何ともまた現代的なんです。
デザイナーの娘が当時のアンティークバッグをインスタグラムに挙げていることに気付き、若者にも支持があるんだと察知したそうです。
新鮮に映えて見えたというその理由により、なんとオブリーク柄を復活させることになったそうです。
いわゆる〝インスタ映え〟による復活劇って現代的ですよね!
ただでさえ復刻したことでファッション業界が大いに賑わいましたが注目すべきはメンズラインでも発売されたスニーカーになります。
オブリーク柄がベースとなったハイカットスニーカーはDIORの正規取扱店では瞬く間に在庫が無くなり世のメンズファッショニスタ達を虜にしました。
② 2019年から一代ムーブメントを起こした〝サドルバッグ〟
過去作品の華麗な復活劇でオブリーク柄以外の注目すべきアイテムはサドルバッグではないでしょうか。
〝Christian Dior〟時代のみ販売されており何年もの間、販売されていませんでしたが2019年シーズンに突如復活を果たしました。
再度発売の発表がある前は二次流通の相場で10,000円~20,000円で取引されていましたが発売するや否や〝Christian Dior〟時代に販売されていたものがおおよそ6~8倍近くまで跳ね上がりました。
それもそのはず、2019年の再販時の価格はなんと350,000円前後となっており、こぞって海外セレブなどが着用したことにより店舗ではオブリーク同様、完売が相次ぎました。
またこのサドルバッグが話題になった1番の要因は、レディースアイテムとでしか売られていなかったものがメンズのルックでも度々紹介されメンズのオシャレアイテムとして注目されたことが挙げられるでしょう。
弊社にも入荷後すぐに売れてしまい問い合わせも非常に多い商品となります。
3 2020年最も注目されているブランドDIORの注目すべき2つの理由
さてそんな〝DIOR〟ですがなぜ世間では2020年最も注目されているブランドなのでしょうか?
それは大きく分けて2つの理由があります。
一つは世界的有名ブランドのコラボレーション発表。
もう一つとしてはやはり国外、国内問わずファッションアイコンがこぞって着用していることが挙げられます。
3-1 今までには考えられないコラボレーションを続々発表!
近年のメゾンブランド、ラグジュエリーブランドは様々なブランドとのコラボレーションが大きな話題を呼んでいます。
そんな中2020年の〝DIOR〟のコラボレーションは一味違うとファッション業界中で連日話題になるほど大きな盛り上がりをみせています。
① すでにその価値100万円??NIKEとコラボレーション発表
出典:HIGHSNOBIETY
2019年の暮れ、〝DIOR〟×〝NIKE〟はキムジョーンズやトラビススコットのSNSを通じ世界中に広がりました。
発表されたものはAIR JORDANのコラボレーションスニーカーとコラボレーションウエアとなり注目すべきAIRJORDAN1のコラボレーションスニーカーは特に話題のアイテムとなりファッションメディアサイトは勿論のことヤフーニュースなどでも取り上げられました。
キムジョーンズは「AIR JORDAN史上最もラグジュアリーなものを作りたい」と発言しておりオブリーク柄のスウォッシュをあしらったAIRJORDAN1言葉通りAIR JORDAN史上最もラグジュアリーなAIR JORDAN1となりました。
現在発売予定日は2020年4月を予定とされており、限定8500足なのでは?と噂されています。
販売価格についてもおよそ2000ドルと予想されていますが現状はあくまで噂なので定かではありませんのでご了承ください。
まだ発売日前ではありますが海外サイトのストックX(現在は発売無し)では数点出品されておりその販売価格は100万円ほどとなっておりすでに完売となっていました。
筆者も噂の定価は少し高いなと思いながらも〝AIR DIOR〟のロゴがキムジョーンズの遊び心を感じ抑えきれない物欲センサーが反応しまくっていて困っています。苦笑
4月。。。。本当に楽しみです!!!!
② ストリートブランド2代巨頭の一つ〝STUSSY〟とのコラボレーション発表
出典:Jing Daily
個人的な意見としてこのSTUSSYのコラボレーション発表はめちゃくちゃ嬉しいニュースでした!
90年代スケーターだった筆者は、STUSSY欲しさに田舎から電車を乗り継ぎ原宿まで買いに行った記憶が懐かしく思います。
そもそもSTUSSYはSUPREMEと2台巨頭としスケートストリートブランドの頂点に君臨し続けていました。
しかし国内での印象はストリートブランド入門編というイメージもあり〝イケてる〟という印象より〝誰でも着やすい〟ブランドとして認知されていました。
近年のSTUSSYはそのイメージが変わりつつあり注目していた方も多いのではないでしょうか。
そんなSTUSSYのコラボレーションは、確実にキムジョーンズでなかったら実現していないでしょう。
彼の交友関係は本当にファッション業界のジャンルの垣根を超え、あり得ないであろうコラボレーションを実現させました。
STUSSYのデザイナー、ショーンステューシーはコラボレーションした理由について聞かれると『コラボした理由?それはキムだから』と答えたそうです。
なんか痺れませんせんか??
いつか言われてみたいですよね。
お前と組んだ理由?○○だからって・・・(笑)
発売予定に関しては2020年のFWシーズンからとのことでまだまだ発売日まで時間があるので皆さん今のうちお金を貯めておきましょう!
3-2 国内ファッションアイコンもいち早く取り入れている現在のDIOR!
NIKEやSTUSSYとのコラボレーションを次々と発表した〝DIOR〟ですが国外、国内ファッション問わず大きな影響を及ぼしています。
そんな今回は国内ファッションアイコン2名を紹介させて頂きます。
① 毎度お馴染み三代目 J SOUL BROTHERS登坂広臣さん
三代目 J SOUL BROTHERS登坂広臣さんといえば若い世代中心にファッションアイコンとしては最も注目されているのではないでしょうか。
注目されるだけあっていち早く話題の〝DIOR〟を身にまとって絵になりますよね。
今回は記事用にわかりやすい写真を一枚ご紹介させて頂きましたが現在はロゴトレーナーでのコーディネートやサングラスなど度々着用されているそうです。
出典:natalie
② ストリートスタイルのイメージしかなかった窪塚洋介さんも愛用
当時日本で取り扱いが始まった際、SUPREME広告モデルを勤めていた窪塚洋介さん。
〝DIOR〟を身にまとうことで今までのイメージとは違う雰囲気ですよね。
クラシックなブラックのセットアップにスニーカーソールのシューズのコーディネートは、今期注目すべきコーディネートになるのではないでしょうか?
過去にWOOFIN(ウーフィン)やSamurai magazine(サムライマガジン)でゴリゴリストリートファッションをしていた窪塚洋介さんが着こなす〝DIOR〟は僕ら世代のストリートファッションに飽きファッションに少し落ち着きが出てきてしまった層の心を再燃させてくれている気がします。
出典:natalie
4 過去作品も名作揃い! DIORのメンズラインから発売された3つの名作を紹介!
出典:banana
ここまで新しくなった〝DIOR〟をメインに紹介させて頂きましたが、実際に過去にどんなアイテムがあり人気や一時代を築いたのだろうと思う人もいるかと思います。
主観も入ってしまいますがその一部を紹介させて頂ければと思います。
4-1 まず間違いなく真っ先にDIOR史上の名作といえばデニムパンツ〝JAKE〟
まずなんといってもエディ期(エディスリマンが就任していた時期)の代表作といっても過言ではないデニムシリーズが挙げられるでしょう。
特に今回紹介する〝JAKE〟というモデルはこれまでのファッション業界におけるデニム史上最高傑作と呼び声高いです。
出典:Pinterest
この〝JAKE〟はレングスが90㎝以上で作られており裾上げしない限りは裾部分に溜まりが100%できます。
現在では裾部分の溜まりがあるデニムパンツは色々なブランドで販売されていますが初めて出たのはこの〝JAKE〟ではないかともいわれています。
特徴としては左膝上にある3本のひっかき傷、ストレッチの聞いたとにかく細――――いシルエットです。
4-2 〝Dior homme〟のレザージャケットでは最高傑作〝バイカーレザージャケット〟
今のラグジュアリーブランドから想像できないほどの肉厚なバイカーレザージャケットです。
当時の販売価格は定価で70万円以上したものの、即完売し、二次流通でも高い金額で取引されていました。
現在でもその価値は衰えず中古で購入するにも50万円以上で取引されています。
実は〝Dior homme〟では歴代発売されたアイテムの中で最高傑作なのでは?と言われているこのアイテムも〝Dior homme〟を発足させたエディスリマン考案のデザインなのです。
4-3 未だにコレクターは探し続けている〝スモーキングジャケット〟
1章での補足で紹介したカールラガーフェルドがなぜダイエットしようと決意したのかはDIORから発売されたスモーキングジャケットを着たかったためと言われています。
スモーキングジャケット自体の歴史は古くジャケットの用途は19世紀、ヨーロッパの上流階級の人が食後に葉巻を吸うときだけに着ると言った何とも贅沢なジャケットでした。
高級素材を多数使っていることから現代ではパーティー等で着用されるようになったとされています。
2000年代に発売された〝DIOR〟のスモーキングジャケットは現在でも相場が下がることが無く非常に人気な商品となっています。
新品は勿論ですが中古のモノでも購入することが困難となっており、いまだに〝品薄〟状態が続いています。
もしお持ちの方がいましたら今も当時と変わらず〝売り時〟だと思いますので売却を検討してみては如何でしょうか。
※弊社のスタッフでも狙っている人がいます。(笑)
出典:Pinterest
上下で同じ素材ではなく下はデニムパンツでコーディネートするなど昔ではあまり考えられないスタイルを〝DIOR〟が提案したともいわれています。
5 まとめ
如何でしたでしょうか。
主観も入ってしまいましたが2020年最も目が離せないブランド〝DIOR〟を紹介させて頂きました。
少しでも読む前より〝DIOR〟に興味を持っていただけたら幸いです。
デザイナー、キムジョーンズにフォーカスを充ててしまった記事となっていまいましたが実は2020年注目すべきデザイナーがもう一人いるのはご存知でしょうか。
それはキムジョーンズが以前いたLouis Vuittonのデザイナーを引き継いだヴァージルアブローという人物です。
この2人。
今年マジでやばいと思いますので皆さん是非こまめに動向をチェックしてみてください。
ちなみにこちらはヴァージルアブローがメインでデザインを行っているOFF-WHITEの記事になりますので良かったら見てみてください。
【OFF-WHITEを手掛けるデザイナー、鬼才ヴァージルアブローとは】
最後となりますが今回紹介した〝DIOR〟はBRINGで買取も販売も強化しておりますので気になった方は是非一度お問合せ頂けたらと思います。
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